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<title>Ari Koinumaの夢を追う人生 by Koinuma, Ari</title>
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<modified>2008-07-25T22:26:41Z</modified>
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<copyright>Copyright (c) 2008, ari</copyright>
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<title>第１７回　好きだから夢を</title>
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<modified>2008-07-25T22:26:41Z</modified>
<issued>2008-07-25T21:51:26Z</issued>
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<summary type="text/plain">ずっと前、弟の同級生で作曲家志望の一人が、僕がアメリカで音楽をやっていると聞いて...</summary>
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<![CDATA[<p>ずっと前、弟の同級生で作曲家志望の一人が、僕がアメリカで音楽をやっていると聞いて弟を通して手紙を書いてきました。　（メールの前の時代でしたので　すごい遠い昔のように聞こえますね　汗）</p>

<p>内容は正確には覚えてませんが、こんな具合だったと思います。</p>

<p>「アメリカで音楽をやってるのってすごいですね。　僕もディズニーの映画作曲をするのが夢です。　しかも金髪のアメリカ人の方と結婚しているそうで、とてもうらやましいです。　僕もアメリカで音楽をしたいので何かアドバイスがあったらよろしく。」</p>

<p>ちなみに僕の妻は白人ではありますが金髪ではありません。　（笑）</p>

<p>返事は、確かアメリカで音楽をやるためにはアメリカ人と人間関係を築けなくてはいけないので、英語をしっかりやるように、と答えたと思います。</p>

<p>夢を大きく持つことは微笑ましいですし、大きく持つべきだと思います。　かくいう僕の夢も歳をとってもちっとも小さくなりません。　（笑）　</p>

<p>ですけど、夢が大きすぎるとその重さにつぶされてしまうということもあります。　</p>

<p>僕なんかもずっとそうで、自分の目標と今の自分の居場所と見比べて、ああ、まだこんなに遠いじゃないか、何をやってんだ、オレは無能なのか、前進してるのかよ、と嘆きながら多くの日々をすごしました。　</p>

<p>そうやって嘆いているときは、ギターを弾いてもちっとも楽しくなくて、ああ、へたくそだな、とか自分を卑下するばかり。　挙げ句の果てにはすぐ嫌になってテレビゲームをしてたりとか。</p>

<p>若い時の貴重な時間をずいぶんそれで無駄にしたものです。</p>

<p>もう１回繰り返しますが、夢を持つことは大事です。　でもその夢を「達成しないといけないもの」として抱え込んでしまうと厄介です。　夢を現実化させるところへばかり目がいって、その道中、また自分が今いるところが全く居心地悪くなります。　早く目的地へ着きたいがために、スピード違反してドライブしたり、一方通行を逆に走ったり、道がないところを暴走したりとストレスのたまることばかりするようになります。　</p>

<p>以前の僕がやっていたように、自分が好きでやりたいことからも楽しさを奪ってしまいます。　これではいけません。</p>

<p>夢を持つこと自体は悪くありません。でもどこにどういう夢を位置づけるか、これは考える必要があります。</p>

<p>例えばギターを弾くのが大好きだとするでしょう。　そして影響をうけたロックギタリスト達を見習い、自分もアーティストになりたいと思う。　でもその後「アーティストになりたい」ところばかりに目がいくようになっては駄目です。　アーティストに何でなりたいのか、そもそもその理由を考えましょう。　それはギターをひたすら弾きたいからですか？　ならアーティストにならなくてもそうする方法はあります。　有名になりたいからですか？　ギターを弾かなくても有名になる方法はあります。　その夢を達成したことによってもたらされる何が肝心なのですか？</p>

<p>前にもいいましたが、ギタリストとして生計立てられるようになる人たちは、プロになることを目指していたかもしれませんが、そもそもギターが好きで好きでどうしようもない人たちなんです。　朝から晩までギター三昧で、人か何と言われようが下手だと先生から言われようがどこ吹く風で、ひたすらギターが生きがいな人たち。　プロであろうがあるまいが弾いているでしょうね。</p>

<p>ギタリストになるためにはもちろんギターを弾かなくてはいけません。　でも「ギタリストになるため」だけの理由でギターを弾いているんでしたら、例えばオーディション落ちたりとかバンド解散したりとかしたら落ち込んでしまうでしょう。　やってもやっても目標に到達しなかったら嫌になってやめてしまうかもしれません。　日本人はその辺我慢強くチャレンジし続けるかもしれませんけど。　</p>

<p>逆に考えると、夢とは「どうしようもなく好きなこと」の延長のあるのが理想だと僕は考えます。　「ギターがたまらなく好きなのでギタリストになってしまった」という人の方が幸せなんですね。　好きなことを今いるところでできる限りの範囲で、楽しみながらやっていく。　その過程で夢が膨らんできて、それの追求しているのが好き。　そうやってやっていくと夢を達成するところだけでなく、そこにたどり着く道中全て楽しく、幸せに過ごせるんですね。</p>

<p>僕もまだまだ夢は達成してないんですが、自分の夢に対する姿勢を変革させたら、俄然やってることが楽しくなりました。　今ではギターを抱えて歌ってるその毎分が好きです。　生きていてよかったと思います。</p>

<p>日本はテストとか試験とかとにかく他の人の基準に自分達を合わせることがたくさんある文化なんですから、自分の夢くらいは「合格しなければ自分は失敗」という考えから解放されたいと思いませんか？　夢は大いにみてほしいですけど、でもできることなら「達成しなくちゃ駄目」というタイプでなくて、「夢を追ってるのが楽しい」夢をみてほしいと思います。　そうすると、達成するかしないかというところに目が集中せず、ヨチヨチ歩きでも少しずつ前進する、その人生全てが楽しくなりますよ。　</p>

<p>人生っていうのは夢を追ってる、その過程で大半を過ごすものです。　目的地だけでなくて、そこへいく道も楽しむ。　そうやってやってるうちに、自分でも予想だにしなかった距離を走破してしまったりするもんです。</p>

<p>お互い、楽しくやりましょう。</p>

<p>この記事に関するコメントは<a href="http://www.aries9.com/japan/blog/archives/76" title="コメント" target="_blank">こちらへどうぞ</a>。</p>

<ul>
<li><a href="http://aries9.com" target="_blank">Aries9.com</a>　（英語)</li>
<li><a href="http://myspace.com/ariesnine" title="MySpace" target="_blank">MySpace のAries9ページ</a>　（英語）</li>
<li><a href="http://cdbaby.com/cd/aries9" title="CDbaby.com" target="_blank">CDやMP3の購入はこちら</a> 　（日本からでもオーダーできます）</li>
<li><a href="http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playListId=267315488" title="iTunes" target="_blank">iTunes</a>　</li>
<li><a href="http://www.mixi.jp">Mixi</a>ではAriで検索して下さい。　PCIの読者の方からのマイミクリクエストは大歓迎です。最近では日本のニュースをチェックするくらいしてないんですが（苦笑）</li>
</ul>

<p><br />
</p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>第１６回　Derek Sivers</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/archives/2008/06/derek_sivers.html" />
<modified>2008-07-11T22:31:12Z</modified>
<issued>2008-06-28T03:31:27Z</issued>
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<created>2008-06-28T03:31:27Z</created>
<summary type="text/plain">Derek Sivers(デレク†サイヴァース)氏はアメリカのインディー業界では...</summary>
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<name>ari</name>
<url>http://aries9.com</url>
<email>ari@hashimusic.com</email>
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<![CDATA[<p><a href="http://sivers.org">Derek Sivers</a>(デレク·サイヴァース)氏はアメリカのインディー業界では超大物の有名人です。</p>

<p>彼がインディー最大のCDショップ、<a href="http://cdbaby.com">CDbaby.com</a>の創始者なんですね。　日本からもあそこを通してCDを売り出しているアーティストがいます。（<a href="http://jp.cdbaby.net/home">日本語の部分</a>もあります）</p>

<p>彼は現在では経営から身を引いて、次なる活動のアイデアを練っているそうですが、そんな彼がPDFでe-bookを出しました。</p>

<p><a href="http://sivers.org/pdf/DerekSivers.pdf">How to Call Attention to Your Music</a> （どうやってあなたの音楽に関心を持ってもらうか）という本です。 早い話がインディーミュージシャンへのプロモーションのノウハウを伝授する本なんですね。　リンクをクリックすると無料で直接ダウンロードできます。</p>

<p>簡潔に短く、大事なポイントだけに的を絞って書いてあるので、英語に自信がある人は読んでみることをお薦めします。　</p>

<p>でもそうでない人のために、僕が感銘を受けたポイントを幾つか紹介しましょう。</p>

<p><b> <br />
If you don't say what you sound like, you won't make any fans.</b>　</p>

<p>（自分のサウンドを言葉で表現しないとファンはついてこない。）</p>

<p>万人に気に入ってもらおうと思ってはいけません。　「音楽なんて言葉<br />
形容できない」と思ってたら誰にも相手にして貰えません。　簡単なことではないですが、一、二行の文で自分の音楽を正確に言い表せる表現を見つけましょう。　別にそれだけで全曲を正確に言い当てる必要はありません。　要するに相手に関心を持たせるキャッチフレーズとして使えばいいんです。</p>

<p>例えば「７０年代のアメリカンポルノのBGMにファンクの味付け」とか「彼女に聴かせると必ずメロメロになる超ロマンティックなジャズ」とかです。　聴いてみたくなりませんか？</p>

<p>「どんな音楽やってるの」と聴かれたときに、パッと答えられる。　そんなフレーズを見つけましょう。</p>

<p><b>Well-Rounded Doesn't Cut</b></p>

<p>（丸い刃は切れない。）</p>

<p>情報過多の現在では、プロモーションは鋭利な刃のようでなくてはいけません。　焦点がしっかり絞れていないといけないんです。　何となく、では駄目なんです。</p>

<p>太郎という名前のアーティストがいたとします。　彼のCDのジャケットには顔写真を載っけて、タイトルは「僕の歌。」どんな音楽をやるのか、と訊かれると「いや、何でもやりますよ。」と答える。ライブでは普段着でアコギをかかえて、「こんばんは、太郎です。」で始める。</p>

<p>それか、</p>

<p>太郎という名前のアーティストがいたとします。　彼の歌詞は全部彼が生まれる前の時代のアニメの主人公についてで、曲名も彼らの名前がずらり。　アルバムのタイトルは「今のアニメはクソ。」　ジャケットの写真はコスプレで、それぞれの主人公に扮した自分の写真を豪勢で曲の数だけ並べたもの。　ライブも同様でう、毎曲その曲の題名の主人公のコスチュームにいちいち着替える。</p>

<p>どちらのアーティストがより印象に残ると思いますか？</p>

<p><b>If this is draining your energy, please stop!</b></p>

<p>（楽しくないことは、やめなさい）</p>

<p>世の中には百万ものアドバイスがあります。　あれをしろ、これはするな、などなど。　</p>

<p>自分にあっている方法でやっているときは、楽しいし希望がわいてきます。　でも自分にあってない方法でやっていると、疲れてしまいます、楽しくなくなります。</p>

<p>例えば「毎週３人新しい人に会いましょう」というアドバイスがあります。　素晴らしいアドバイスです。　プロモーションとは人に情報を伝えること。人に会うのが一番手っとり早いです。　</p>

<p>でも内気な人間が社交的に秋葉原かどっかで路上で人に話しかけようとしても駄目なんです。　楽しくないですし、明らかに不自然。　話しかけられる方も嫌な気分になります。</p>

<p>成功への道は一筋でなく、幾つもあります。　でもあなたに合っている方法はそんなに多くありません。　他の人がやってうまくいったことも、あなたがやってみたら駄目なこともあります。　自分に合っていて、やっていて楽しく、継続できる方法を選んでやりましょう。</p>

<p>とまあ、数多くなるレッスンのなかから３点選んでみました。　興味のある方は是非、本文にチャレンジしてみて下さい。</p>

<p><br />
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<ul>
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<li><a href="http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playListId=267315488" title="iTunes" target="_blank">iTunes</a>　</li>
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</ul>
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<title>第１５回　練習の目標(2) 自己表現するためには</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/archives/2008/06/2_1.html" />
<modified>2008-06-28T03:29:36Z</modified>
<issued>2008-06-15T04:13:19Z</issued>
<id>tag:www.prosoundcommunications.com,2008:/arikoinuma//29.1186</id>
<created>2008-06-15T04:13:19Z</created>
<summary type="text/plain">さて、前回の続き、練習することの目的の話です。

２　自由に自己表現できるように...</summary>
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<name>ari</name>
<url>http://aries9.com</url>
<email>ari@hashimusic.com</email>
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<![CDATA[<p>さて、前回の続き、練習することの目的の話です。</p>

<p>２　自由に自己表現できるようになること</p>

<p>これは楽器奏者にとっては本当の究極です。　自分が今感じている感情を楽器を通して表現し、お客さんにも感じてもらう。　これが理想です。　</p>

<p>この域に達するのは何がいるのか。　　</p>

<p>高度な技術だ、といいたくなりますが、必ずしもそうではないんです。</p>

<p>日本語には「ヘタウマ」という言い方がありますね。　高度な技術がない、ごくごくシンプルなものを弾いているんだけど、なぜかツボをついていて聴いていてグッとくるものがある。　時には間違いだらけの演奏なんだけど、不思議に間違いも含めて引き入れられてしまう。</p>

<p>これができる人はこの第２のゴールに達しているといえますね。</p>

<p>自己表現ができる、ということはすなわち、自分の楽器を通して言いたいことがいえる、ということ。</p>

<p>これができるようになるには、その楽器の奏者としての自分に揺らぎない自信があるということが根本にあります。</p>

<p>「自信がある」というのはちょっと実は正確でないですね。　英語でいうとYou have to be comfortable with your instrumentといいますが、要するに自分の楽器を自分の一部として何の支障や障害もなく使えるようになるということです。</p>

<p>もちろん大抵の人はこの域に達するには技術がいります。　言葉の例をまた使うと、毎文毎文辞書を使って使うべき言葉をひいているようでは自己表現にはならないでしょう？　喋るという行為を通して感情まで伝えるということは無理です。　必要な知識が全て身に付いていて始めて本当に自己を表現できるようになるんです。</p>

<p>でも中には実は単語を間違えていても気合いと押しでとにかくそれらしい言葉をつなげてまくしたてて何とかコミュニケーションとってしまう人もいます。　こういう人たちは技術のなさを度胸とか器量でカバーして、自己表現の域へその合計で達してしまうんですね。</p>

<p>ポピュラーミュージックで面白いのはこれが可能なことにあるんです。　</p>

<p>ブルースなんかその最たる例で、速弾きができたらいいブルースが弾けるかというとそんなことは全くありません。　（速くひいたらブルースでないと間違った考えを持ってる人もいますけど）　必要最低限の音数や技術で多いに表現することができますし、間違いだらけでも感情がビンビン伝わって来る演奏をすることは充分可能です。</p>

<p>Neil Youngなんかは（失礼ですが）ヘタウマの例としてあげられるかと思うんですが、彼なんかも技術でなくてどっちかというと気合いで（笑）自己表現する人ですね。　でも彼なんかはどんなハイテクニックの人との共演でもどこ吹く風で自分の演奏をすると思います。　フィーリングたっぷりの演奏を。</p>

<p>自己表現するためには、どこで誰と何のために演奏するんでも全く揺るぎない自信がいるんです。　</p>

<p>ほとんどの人は高度の技術を極め、色々な演奏機会を体験し、長い練習を経てこの自信を得ますね。でもそれだけがその域への道ではないですし、それだけでは駄目なこともあります。</p>

<p>要するに自分に自信が持てない人はどんなに練習してもその域には達せないし、逆に自信いっぱいの人はあんまり練習しなくてもどんどん人の心を打つ演奏し始めてしまいます。</p>

<p>ですから練習も自信につながるという焦点からすること。　また楽器の練習以外のその他全面の人生も関わってるということを認識すること。　これが大事です。</p>

<p>これまた勘違いしないでほしいのですが、自信を持ってれば何でも弾けるとかそういう話ではないんです。　どんなに自信過剰な人でも一昼夜でSteve Vaiみたいに弾けるかというとそれは無理でしょう。　でも膨大な自信を武器にVaiと同じくらいインパクトのある演奏することは可能です。　その人なりの弾き方で。　Vaiが百音弾く時間に一音しか弾かないスタイルかもしれません。　でも自信が充分ある人はそれで自己表現できてしまいます。</p>

<p>演奏者としての自分に自信を持つということは練習も含めた人生の姿勢全てが関わってきます。　自分は自分のままでいいんだ、という風にありのままの自分を受け入れ、好きになる。　これができる人はいい音楽を創れるようになるまでの道もより短かくなるでしょう。　そう感じられるにはどうしたらいいのかというのはちょっと人それぞれですし、それだけで一冊の本になってしまいますからここでは言及しませんけど、とにかくこの目的を達成しないと、本当の意味でのいい演奏はできるようになりません、ということだけはわかってもらいたいと思います。</p>

<p>最後にまとめると、練習をいっくら精進しても、この２つの大きな目標を見失っているといい演奏家になり、それを継続させるのははっきりいって不可能です。　まず楽しくやること。　それから自己表現できること。　この２つを常にできるようになったら、技術レベルがどの程度であろうとも、今弾ける範囲のものを使っていい音楽を創れるようになるでしょう。</p>

<p>この記事に関するコメントは<a href="http://www.aries9.com/japan/blog/archives/76" title="コメント" target="_blank">こちらへどうぞ</a>。</p>

<ul>
<li><a href="http://aries9.com" target="_blank">Aries9.com</a>　（英語)</li>
<li><a href="http://myspace.com/ariesnine" title="MySpace" target="_blank">MySpace のAries9ページ</a>　（英語）</li>
<li><a href="http://cdbaby.com/cd/aries9" title="CDbaby.com" target="_blank">CDやMP3の購入はこちら</a> 　（日本からでもオーダーできます）</li>
<li><a href="http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playListId=267315488" title="iTunes" target="_blank">iTunes</a>　</li>
<li><a href="http://www.mixi.jp">Mixi</a>ではAriで検索して下さい。　PCIの読者の方からのマイミクリクエストは大歓迎です。最近では日本のニュースをチェックするくらいしてないんですが（苦笑）</li>
</ul>
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<title>第１４回　練習の目標(1)  楽しくやる</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/archives/2008/06/1.html" />
<modified>2008-06-15T04:20:59Z</modified>
<issued>2008-06-13T22:06:15Z</issued>
<id>tag:www.prosoundcommunications.com,2008:/arikoinuma//29.1185</id>
<created>2008-06-13T22:06:15Z</created>
<summary type="text/plain">日本人は他の文化と比べると真面目によく練習するので一般的な技術レベルはは高いです...</summary>
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<name>ari</name>
<url>http://aries9.com</url>
<email>ari@hashimusic.com</email>
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<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/">
<![CDATA[<p>日本人は他の文化と比べると真面目によく練習するので一般的な技術レベルはは高いです。</p>

<p>でも何を目標に練習しているのか、というとそこはなかなか焦点が絞れてないことも多いです。　これは日米同じ。</p>

<p>練習することによって何を成し遂げたいのか。　これは人それぞれ、と言いたくなりますが、実は皆に共通する究極の目標というものはあります。</p>

<ol>
<li>楽しく弾くこと</li>
<li>自由に自己表現できるようになること</li>
</ol>

<p>この２つがそうです。</p>

<p>単純に聞こえますね。　でもよく考えてみると、これにそわない練習の仕方をしていることも多いということに気がつくと思います。　のでちょっとこの２つのテーマを掘り下げてみましょう。</p>

<p>１　楽しく弾くこと。</p>

<p>楽しくなかったらやってないよ、と言うかもしれません。　でも、弾いていて毎秒毎秒楽しいと本当に思いますか？</p>

<p>うまくなるために面白くもないエクササイズを繰り返してやったりしてませんか？　</p>

<p>技術を向上させるには、物理的、機械的な練習をすることが効率いいかもしれません。　でも、やっていて楽しくない練習は即やめましょう。　そんなことをして技術を向上させても第２の目標にはつながりません。　その技術を使って本当に「音楽」をつくることに結びつかないでしょう。</p>

<p>ああ、でも「楽しい」という表現は正しくないかもしれません。　「充実感がある」という方が正確かな？　やって達成感のあるものは、まあ正確には「これ楽しい！」と感じなくてもいい後味が残りますよね。　それはもちろんいいことです。</p>

<p>悪いのは例えば「プロになるにはこれくらいできないと」とかいう弾くことの本質から背いた目標を持っていて、それに合う基準（雑誌とか怪しげなとこからくるものが多いにも関わらず）に達するために自分にとって苦痛（精神的にも肉体的にも）な練習を強要すること。</p>

<p>で、やっていて「本当にうまくなってんのかよ」とか思って、しまいには向上が感じられず嫌になってしまうとか。</p>

<p>楽しくないことは続けられません。　無理して続けても必ずどこかでその無理がたたって持続できなくなります。　「プロになる」とか「あの人のように弾けないと」とかいう、いわゆる結果だけが目当ての目標は捨てましょう。</p>

<p>特にプロになることについていえば、プロになって続く人は、「プロになるほど好き」な人たちです。　要するに寝ても覚めてもギターきちがいで、金にならなくても有名にならなくても関係ない、ギターを弾いてられたらもうそれだけで幸せ、そういう人たち。　</p>

<p>ヘタの横好き、といいますが、実は好きになることイコール上達することです。　好きでない音楽やエクササイズをやって上達しようとしてもできないんです。</p>

<p>練習本をやってフレーズを鵜呑みにしたりするのはこの最たる例。　どんなにたくさんフレーズを「記憶」したところで、楽しくやってなければ人の心を打つ音楽はできないです。</p>

<p>じゃあ逆にどうしたらいいのか。　</p>

<p>あんまり考えすぎないで、とにかく弾いてて楽しいと思うことを弾いてればいいんです。　弱点を克服するとか、何ぞの基準に到達するとか、そんなことは気にせず、ひたすら弾いてて楽しいことを練習しましょう。</p>

<p>例えばスケール練習するにしても僕なんかはただのスケールは嫌いで、スケール練習を取り入れたエチュードというか、音楽として成り立つエクササイズが好きです。　ただスケールを上り下がりしているだけでは僕としてはその行為を音楽をつくるという行為の接点が見つけにくく、（もちろん頭ではわかってるんですが、感情レベルで）すぐ飽きてしまいます。　持続できませんし、うまくもなりません。 でも音楽として成り立つエチュードはいい曲を弾くという観点からみて面白いですし、やりがいがあります。　</p>

<p>ただ勘違いしてもらいたくないのは持続しなくてもいいとか、行き当たりばったりでいいとか、気まぐれにその日その日の気分で弾いていいとかそういうことではありません。　</p>

<p>肝心なのは、まず弾きたいと思うものをみつけて、それを弾くためにやってて楽しい練習の仕方をするということです。　</p>

<p>例えばタッピングがしたかったら、どこかの教習本から見つけてきた無機質なエクササイズをするんでなくて、実際に曲の中で使われているフレーズを（理想的には耳コピで。でもこれもやっててイライラしたりとかするようだったら遠慮なく挫折して本を買ってみましょう）練習することをお薦めします。</p>

<p>英語や外国語を習うのとプロセスが似てるんです。　ここも一般の教育は機械的、というか本来自然な習得の仕方と逆なアプローチをすることが多いです。　すなわち、言葉を大量に覚えさせたら使えるようになるだろう、と勘違いしていること。</p>

<p>でも使い道もない単語を覚えるなんて、モチベーションを保つだけで膨大なエネルギーを使うんで、実際に身につけて使うというところまではほとんど到達しません。</p>

<p>逆に、言いたいことを見つけて、それに必要な単語を見つける。　これをやると一発で覚えられます。　何時間も参考書を見つめる必要ゼロ。</p>

<p><br />
音楽も同じです。　弾きたいことを見つけて、それを練習する。　やってて楽しいことを弾く。　どこの偉い先生が勧めた練習法でも、やってて楽しくなかったら「これは自分には合ってない」と素直に認めて他のやり方を探しましょう。</p>

<p>うまくなるというのはプロセスですし、道が一本なわけでは決してないです。　大事なのは向上すること、持続させることで、結果全てではないです。　人生の目標全てについていえることですが、その目標を到達することがもたらす利益を目当てに目標選ぶんではなくて、その目標へ向かって邁進する、その過程が楽しくて充実している目標を選びましょう。　人生ってのは目的地で過ごすんではなくて、目的地へ向かう道で過ごすものですからね。　その道が楽しくなるようなアプローチをすると目を見張るほど前進しますよ。</p>

<p>日本人は「根性」とか「我慢」という美学があるので、苦しいこと、楽しくないことでもかなり許容できてしまいますし、社会の中にそれは人生にとって普遍的なものだという考えが浸透しています。　根性があり、我慢ができるということはいいことです。　（アメリカ人にもそう認識もらいたい思うことがしょっちゅうあります）　でもこの考えが悪い方にも傾いてしまって、目標は到達が全てで道中は効率が第一とか、人生とは楽しいもんではない、とかいう結論に達している人も多いです。　これはでも歪んでいるばかりか、実は目標到達には全く逆効果なんですね。</p>

<p>これには練習時間も入ります。　どんなに楽しいことでもやりすぎると疲れてしまいます。　初心者は練習できる範囲が少ないので練習時間が短いのは当たり前。　誰それが何時間練習しているというから、とかいう理由で長時間の練習を強いるのはやめましょう。　楽しくなくなったらやめて、また次の日にすることにしましょう。　上達してきて、やってて楽しいことが増えたら、自然に練習時間も長くなります。　無理強いしないことです。</p>

<p>歯を食いしばって耐えなくてはいけないことはもちろんあります。　でもギターの練習はその一つであってはいけません。　</p>

<p>楽しくないことは極力排除して、ひたすら楽しいことを弾きましょう。　ギターを弾いている時間の毎秒毎秒が充実感に溢れて満たされた体験であるように。　それが上達のコツでもあります。</p>

<p>これを読んで肩の荷が下りたと感じられる人も多いんではないですか？　要するに難しく考えすぎずに楽しく弾いてればいいんです。　プロになるとか、ロックスターになるとか、そういう結果は置いておいて、純粋に弾いてて楽しいことをやりましょう。</p>

<p>そうするとすぐにうまくなりますよ。</p>

<p>では次回はこの続きを。</p>

<p><br />
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿<br />
最後に、先日の秋葉原での悲劇についてちょっと。</p>

<p>ああ、日本でもおこっちゃったか、という気分ですね。</p>

<p>例のコロンバイン無差別殺人のような事件が。</p>

<p>全く残念、というか本当にやりきれない気分になりました。　</p>

<p>悪循環に陥ってるようですからね。　悲劇がおきて、マスコミがあおればあおるほど、人々の頭の中にその恐怖心が植え付き、また不安定な人にはこういうことができるという可能性が芽生える。　そしてまた似たような事件が起こるというように。</p>

<p>加害者を正当化する気は毛頭ありませんが、しかし未来の加害者を未然に察知して癒してあげないとこれからももっと病んだ心は増えて、溜まった痛みの爆発が起きてしまいます。</p>

<p>社会問題とは、皆の身近な問題。　静かな人ほど内に秘めている感情は激しいということもあります。</p>

<p>あなたの周りにいる人に温かい声をかけてあげることが、亡くなった人々への弔い、また家族や友人を失った人々への励ましになるのでは、と思います。</p>

<p>-------------</p>

<p>-----------</p>

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<ul>
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</ul>]]>

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<title>第１３回　最近聴いている音楽</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/archives/2008/05/post_11.html" />
<modified>2008-05-31T03:33:28Z</modified>
<issued>2008-05-31T03:12:41Z</issued>
<id>tag:www.prosoundcommunications.com,2008:/arikoinuma//29.1175</id>
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<summary type="text/plain">今回は趣向を変えて僕が最近聴いている音楽の話をしましょう。　日本では多分聞き慣れ...</summary>
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<![CDATA[<p>今回は趣向を変えて僕が最近聴いている音楽の話をしましょう。　日本では多分聞き慣れない名前もあるかと思うので。</p>

<p>Porcupine Treeはイギリスのプログレッシブ·ロックバンド。　リーダーのSteve Wilsonは僕の新しい「手本」とも言うべき人で、とにかくこのバンドだけでなく幅広く活動しています。　プロデューサー、ミキサーとしての手腕も高く評価されている他、Blackfieldといってイスラエルのミュージシャンとコラボしたプロジェクトだとか、とにかく多才な人です。　Porcupine Treeもソフトなボーカルとヘビーなリフとサイケデリックな雰囲気が色々とり混ざっていて聴いていて飽きないです。Porcupine Treeも始めてもう１５年以上たっているんですが、最近国際シーンでブレークした感じですね。</p>

<p>In Flamesはスウェーデンのメロディック·デス·メタルの大御所。　彼らも１５年以上やってます。　デス·メタルといってもシャウトだけでなくコーラスなどではメロディックなものが多く（特に近年の曲は）とっつき安いです。　そのヘビーなリフワークとエネルギッシュなドラムが支える曲がどれもこれもスピード感にあふれ、また悲壮的な雰囲気と内向的な歌詞も相まって、僕の好みに本当にピッタリなんですね。　</p>

<p>日本でも有名なDream Theaterですが、僕は最近発見しました。　どうも１０年以上やってるバンドでないと好きにならないみたいで。(笑） 最新アルバムはいまいちですが、中期、現在のキーボーディストであるJordan Reudessが参加した後が好きですね。　ちょっと音数多すぎてだらけている感じがするところもありますが、全体としてはテクニックに振り回されることが比較的少なく、いい意味でスケールの大きい曲を書くことに専念しているという姿勢がとても共感できます。</p>

<p>こっちでは有名になってしまったバンドですが、Death Cab for Cutieも最近ようやく発掘しました。　彼らの一番の持ち味はあの痛いところついてくる切ない歌詞と雰囲気ですね。　僕は作詞家として尊敬しているソングライターは決して多くないですが、この人はすごいです。　この人の歌詞読んでいると僕も歌詞書きたくなります。</p>

<p>最後に、ちょっと暴露してしまうと、僕は音楽大好きなんですけど好きになる音楽は決して多くないんです。　聴く音楽９０％以上は自分で持って何度も聴きたいと思わないですね。　これがミュージシャン業やってるとちょっとネックになってるんですが。　ミュージシャンと友達になっても、相手がやってる音楽を好きになることがほとんどないんですね。　なんでコラボとかお互いの音楽を宣伝するのに協力しよう、なんて話になっても嘘がつけないんです。　CDも聴かなくなったものはどんどん処分してしまうので持ってる数も１００枚以下ですね、常に。　</p>

<p>他の人はもっとたくさん色々な音楽を好きになれるようで、自分もああだったらもっと便利だし、聴いてて楽しい音楽が簡単に見つけられていいのにな、と思うことがあります。</p>

<p>あ、もちろん「これはいいけど自分の好みではない」という音楽はたくさんあります。　自分の嫌いな音楽が全て悪いといってるわけでは決してないです。　才能やクオリティーを見極める能力と、自分の好みにあうかどうかという判断とは全く別ものだということです。</p>

<p>皆さんは最近何を聴いていますか？</p>

<p>ではまた次回。</p>

<p><br />
-----------</p>

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<ul>
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</ul>]]>

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<title>第１２回　群衆の中で</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/archives/2008/05/post_12.html" />
<modified>2008-05-17T04:25:05Z</modified>
<issued>2008-05-16T16:20:15Z</issued>
<id>tag:www.prosoundcommunications.com,2008:/arikoinuma//29.1162</id>
<created>2008-05-16T16:20:15Z</created>
<summary type="text/plain">最近地元のラジオ局がいらないCDをただで配っているイベントがあったので参加してき...</summary>
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<email>ari@hashimusic.com</email>
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<![CDATA[<p>最近地元のラジオ局がいらないCDをただで配っているイベントがあったので参加してきました。</p>

<p>このラジオ局はかなり色々なジャンルの音楽をかけるので有名だったので、アーティストやプロモーター達から送られて来るCDもバライエティーに富んでいました。　しかしその数の多いこと！　数千枚のCD、それもほとんどが全く聴いたことのないアーティストばかりです。　ジャケットの好みで選ぶほかはありません。　幸いなことに３日間のイベントで、持って帰って聴いてみて、気に入らかったら返せばいいというので、試聴しまくった結果けっこう掘り出し物を見つけました。　</p>

<p>そんな中から得た教訓を今回は幾つか。</p>

<p>まず第一に、これだけの大量の音楽が氾濫している現代では、ジャケットやバンド名、アルバムの題名などだけで客の注意を惹こうというのはちょっと無理な話です。　相当に奇抜なものなら話は別ですが、でも奇抜であるということをアピールするとそういうものに興味があるお客しか聴いてくれませんし、見かけ倒れになる可能性もあります。　</p>

<p>それよりジャケットやデザインは、アーティストの音楽性のジャンル、個性を的確に反映したものであるべきだと考えます。　</p>

<p>例えばブルースのレコードだったらビンテージっぽいギターを抱えたアーティストの写真をジャケットに使うとか。　フォークだったら自然をモチーフに静かな感じのデザインにするとか。　テクノ系だったら無機質で機械的な印象、というような感じですか？　</p>

<p>アーティストが勝負するのは音楽ですから、ジャケットであんまり「形」から外れて、見ただけではどんな音楽か全く想像もつかないというのはどうかと思います。　デザインやイメージなどはマーケティングの一角ですから、ここで独創性を追求するのは「すでに確立されたジャンルの形式内で」ということにする方がいいと思います。</p>

<p>ただ思ったのは、ブルース、カントリー、フォークなどはかなり明確にどんなイメージやジャケットが期待されているのかわかるんですが、いわゆるアートロックはそれが非常に不明確だということ。　Nirvanaのジャケットなんかももしこれが聴いたこともないバンドだったらジャケットを見ただけではどんな音楽なのか見当もつかないと思います。　僕のCDもそうで、自分の音楽を視覚的に表現し、なおかつ独特のスタイルをつくるという点では成功したほうだな、と自己満足してるんですが、この「ジャケットを見ただけでは音楽性がわからない」というジャンル独特の弱点にも見事にはまってしまったような気がします。</p>

<p>あともう一つは、視覚的にこのアーティストはすでに「成功している」という雰囲気をかもしだすこと。　これはかけられるお金によるので自分のできる範囲でやるしかないんですが、それでも自主出版でもしっかりレコード会社としての名前をつくって、ロゴもつくって、意味がなくても商品に番号なんかつけたりして、情報の範囲だけではメジャーのCDと同じようにするといいと思います。　いかにも低予算で個人でやっているという感じがしてはそれだけで客の興味を失ってしまいます。　僕のポリシーとしては「嘘は駄目。　でもハッタリはOK」と考えています。　何でもかんでもバカ正直にやる必要はありません。　自分の商品もメジャーのものにひけをとらないと信じて、見かけも同じレベルの情報量でできるだけ「これはすでに成功しているアーティストの作品」というメッセージを世界に投影するべきだと思います。　</p>

<p>最後に思うのは、これだけ大量の音楽に面すると、どうしてもついつい「こんなたくさんある中から自分の音楽が頭角を表すのはとても無理だ」と考えてしまうこと。　</p>

<p>確かにCD屋さんなんかでごまんとあるCDの中から一枚、自分の音楽を見つけてもらうというのは無理な期待でしょう。</p>

<p>でも音楽の素晴らしいのは人によって好みが本当に多様化しているということ。　音楽ほど人それぞれ好みが違う芸術もないと思います。　「これはひどい」と自分で思っても隣の人は大好きであるということなんですね。　</p>

<p>音楽を追求するので大事なのはできるだけ多くの人、万人に好いてもらうことではなくて、自分の音楽を好きで好きでたまらないコアのファン層を、自分の活動を継続させていけるだけの数を見つければいいということなんですね。　独創性をしっかり煮詰めて、世界中で自分にしかできないという音楽がつくれるようになったら、後は一人一人ファンを見つけていけばいいんです。　</p>

<p>ですから現代の音楽のマーケティングへのアプローチは、Mass（全体）よりNiche（少数）へ焦点を絞った方向へと動きつつあります。　全国大ヒットを探すんではなくて、もっとマニアックなリスナーに訴えるわけですね。　</p>

<p>例えば略語でRIYLという言葉があります。Recommended If You Like の略で、要するに新人を売り込むときに「このアーティストが好きな人にお勧め」という風に伝えるわけですね。　で、このRIYLにはかなり有名なアーティストの名前を使うことが以前は多かったんですが、最近ではこの項に載っているアーティストの名前もマニアックすぎて聞いたことがない連中ばかり、ということが多いです。　でもあえてそうすることによって、多くのカジュアルな（熱心でない）ファンより少数の熱心なファンを獲得することができるわけですね。</p>

<p>やっぱり最終的に大事なのは、世界で唯一無二の音楽をつくること。それができたら、絶対この広い世界のどこかにはそれを好きになってくれる人々がいますから、そういう人たちを探し当てればいいんです。　簡単なことではないですけど、不可能でもないです。　現にそうやって活動を反映させているアーティストがいっぱいいるわけですからね。</p>

<p>機材の安価化により、これからより多くの音楽が世間に氾濫するようになるでしょう。　しかし、本当に独特の個性を確立しているアーティストは決して多くありません。　自分の信じている音楽を楽しく創りながら、じっくりとやっていけばきっと道は開けるもの、と僕は信じてやっています。</p>

<p>-----------</p>

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<title>第１１回　自分に合った道</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/archives/2008/05/post_10.html" />
<modified>2008-05-02T15:24:25Z</modified>
<issued>2008-05-02T14:52:50Z</issued>
<id>tag:www.prosoundcommunications.com,2008:/arikoinuma//29.1150</id>
<created>2008-05-02T14:52:50Z</created>
<summary type="text/plain">音楽を職業とすることの難しさは、学校や何かと違って到達する道がはっきりとひかれて...</summary>
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<name>ari</name>
<url>http://aries9.com</url>
<email>ari@hashimusic.com</email>
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<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/">
<![CDATA[<p>音楽を職業とすることの難しさは、学校や何かと違って到達する道がはっきりとひかれているわけではないこと。</p>

<p>「ミュージシャンになるコツ」みたいな本や成功の秘訣があればもっと多くの人がそれをやっているでしょうね。　でもそんなものありません。</p>

<p>日本みたいに学校が若者の成長を圧倒的に支配している社会では、この「自分の道を切り開く」という能力が育たないどころか、あっても潰されてしまうんですね。　人から与えられた基準を満たすよう努力し、人から与えられたスケジュールに自分を合わせる。</p>

<p>要するにいつも自分を外部に合わせて行動することが癖になってしまうんです。　ので、いざ自分で何かしなければいけないということになっても、何をしていいんだかわからない。　しかれたレールを走ることは得意なんですけど、自由がありすぎたり、選択肢が多すぎるとわからなくなってしまうんです。</p>

<p>でも難しく考えることはないんです。　考えすぎると見えなくなることもあります。　キーワードは「好きなことをやる。」</p>

<p>例えば、僕はパーティーが苦手なんですね。　でもロック業界にパーティーはつきもの。　業界のパーティーなんかでの出会いを元に人脈をつくっていくっていうのはいわゆる古典的なキャリアの築き方なんで、僕も最初の頃はこぞってパーティーに参加していました。　</p>

<p>でもやっていて楽しいわけではないし、人に会って話をしようとしてもやっぱりどこか無理があるんですね。　僕みたいに堅物で優等生タイプの人間がお酒とタバコをつまみに大物マネージャーとお近づきになってやろうなんてことできないんです。　そういう状況で会った人と何か仕事になった試しがありません。</p>

<p>逆に僕はコンピューターとインターネットが得意なんで、もう１０年近く前からいつも自分のウェブサイトを持ってました。　メールの返事もしっかり丁寧にするし（こういうマメなケアはアメリカ人苦手ですね）。　なんで、これまでありついた仕事のほとんどは自分がきちんとしたウェブサイトを持っていたから、といっても過言ではありません。ので最近ではもうパーティーにいったりバーで知らない人に話しかけたり、ということはもうやってません。　もっぱらオンラインでの活動の集中してます。</p>

<p>ストレスになることを無理してやっても長続きしないし、いいことにつながることにはなりにくいんです。　ので、ミュージシャンになる道も、人それぞれ独特の道があるわけなんで、自分に合った道を見つけてそこに集中しましょう。　誰がどんなに「これやると効くぞ」といった手段を試してみても、合ってないことは結果につながりませんから。</p>

<p>色々試してみて、自分に合ったやり方を見つけましょう。　その積み重ねが、キャリアにつながりますから。</p>

<p>-----------</p>

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<title>第１０回　訴えるもの</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/archives/2008/04/post_8.html" />
<modified>2008-04-19T06:16:02Z</modified>
<issued>2008-04-19T06:12:02Z</issued>
<id>tag:www.prosoundcommunications.com,2008:/arikoinuma//29.1129</id>
<created>2008-04-19T06:12:02Z</created>
<summary type="text/plain">僕の親しい友達で映画プロデューサーの卵な人がいます。　卵、というよりヒヨコ、とい...</summary>
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<name>ari</name>
<url>http://aries9.com</url>
<email>ari@hashimusic.com</email>
</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/">
<![CDATA[<p>僕の親しい友達で映画プロデューサーの卵な人がいます。　卵、というよりヒヨコ、といった方がいいでしょうか。　すでにインディー映画の製作に何本も関わってますので。</p>

<p>彼女は最初は映画監督を目指していたんですね。　それで映画監督になりたい人はみなそうするように、短編映画を幾つかつくってみたんです。　自分の脚本で。　また自力で脚本コンテストなども開催して、脚本を書き、編集し、よいものを見つける方法も身につけたわけです。</p>

<p>でも彼女は数年そうやって頑張ってみた挙げ句、今ではプロデューサーとしてのキャリアに集中することにしました。　音楽業界でいうとマネージャーとかに似てますね。　要するに映画製作のプロジェクトを立ち上げ、その過程のビジネスをまかなう役割です。　が、監督ではないので実際の作品の製作には直接関与しません。　人とお金を題材を集めた後は、監督が思うような作品ができるようはからってあげる、そういう縁の下の力持ち的な役割です。</p>

<p>彼女は監督として必要な能力は全て持っていました。　統率力、ビジョン、良いものを見抜く力。　そんな彼女がなぜ監督として自分の創りたい作品を発表するのを辞めたのか。</p>

<p>「私には、どうしてもこれだけは私が世界に語らなければ、という話がない」</p>

<p>だからだそうです。</p>

<p>映画業界の話をもう一つすると、あるセミナーにいった時に聞いた話ですが、成功する映画監督の中には、えてして自分の作品を創るためにかなり危なっかしいことをする人が多いとか。　例えば、自分の家や車を担保にしてお金を借りて、クレジットカードも全部使い切って、その上おばあさんの家まで担保にして製作資金を調達した人がいたとか。　後に有名な監督になった人ですが（どの人だった覚えてないですが）。</p>

<p>要するに言いたいのは、厳しい映画業界で監督として成功するには、おばあさんの家を担保にするくらい「これは自分が世間に出してあげないといけない」という信念を持ち、またそう思える題材を創るか見つけるかしなくてはいけない、そういうことですね。</p>

<p>もちろんこれはミュージシャンにも同じことがいえます。</p>

<p>オリジナルをやって成功したいと思う人はごまんといるわけですけど、あなたは自分の作品にどこまで信念を持っていますか？　誰それに認められたからとか、レコード契約したからとか、そういう外部からの何らかの認定に頼っているんではなくて、誰にも言われなくても、逆に他の人には良さをわかってもらえなくても、それでも「自分はこの音楽をしなくちゃいけない！」と信じているものがありますか？</p>

<p>そう思えないんでしたら、オリジナルやって成功する夢はあきらめましょう。　あなたには向いてないです。　ギターの先生になるとか、バンドのマネージメントをやるとか、上記のプロデューサーのように関連事業に入っても充分、それどころか素晴らしい人生を送れます。</p>

<p>オリジナルやって成功する人、特に長続きする人がが少ないのは、そういう信念を持ってやっている人が実はそんなに多くないからですね。　才能ではなくて、信念が問題なんです。</p>

<p>例え誰にもみいだされなくても、内側から自然にわいて来る情熱。　これを感じられるかどうか、自分に正直になって問いただしてみましょう。</p>

<p>ではまた次回に。</p>

<p>-----------</p>

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]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>第９回　２本の道</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/archives/2008/04/post_9.html" />
<modified>2008-04-04T19:55:26Z</modified>
<issued>2008-04-04T14:44:56Z</issued>
<id>tag:www.prosoundcommunications.com,2008:/arikoinuma//29.1111</id>
<created>2008-04-04T14:44:56Z</created>
<summary type="text/plain">まず最初にお知らせ。

僕のデビューアルバムが、アメリカのno.1インディーCD...</summary>
<author>
<name>ari</name>
<url>http://aries9.com</url>
<email>ari@hashimusic.com</email>
</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/">
<![CDATA[<p>まず最初にお知らせ。</p>

<p>僕のデビューアルバムが、アメリカのno.1インディーCD販売サイト、CDbaby.comの<a href="http://cdbaby.com/top/739" title="CDbaby">Japanese Rock</a>部門の売り上げで現在５位にチャートイン！　それを記念して現在CD、mp3とも＄１値下げのセールを４月いっぱいやります。　日本からでもオーダーできますので是非この機会にどうぞ。　</p>

<p>--------------------------------------------</p>

<p>さて、先日テキサス時代からの知り合いから近況のメールがきました。　彼はギターの先生として生計を立てている３０代半ばの人で、３年ほど前に知り合ったんですが、アルバムを創るんで曲を書いていると言っていました。</p>

<p>もうアルバム出たのかな、と思いメールを読んでみると、それどころかまだ曲作りの段階を出ていないというのです。　何でも彼は（どうやったのか知らないんですけど）業界でも大物もプロデューサーの耳を掴んで創った曲のデモを聴いてもらったそうです。　でも本人も自信があったにも関わらず「悪くはないけど、良くもない」というような返事が返ってきたんですね。　彼としては誰か著名なプロデューサーに認めてもらい、アルバムを一緒に創ろうと言ってほしいようです。　そんなことが２、３回繰り返されて、その都度奮起してもっといい曲を書こうと努力しているうちに３年かかってしまったようです。</p>

<p>あきらめないところはいいですが、しかし完璧な曲、業界の大物に認めてもらえる曲を追い求めるあまりまだ作品の一つも世間に発表してないとは、とちょっとあきれてしまいました。</p>

<p>もう一人、知人から聞いて知った話ですが、ニューヨークを拠点として活動しているJonathan Coultonというシンガーソングライターがいます。　彼は２００５年９月、プログラマーとしての仕事を辞めて妻の稼ぎに依存し、音楽活動に専念することに。　最初は毎週一曲というペースでブログからmp3で無料で曲を配布し、２年弱たった２００７年７月には３０００から５０００ドルの月収を得るようになったそうです。　２００８年現在はロンドンでのギグも敢行し、ますます活動が拡大しています。　ちなみに彼はどこともレコード契約してなく（別にしたくないということではないようですが）完全に自費出版での事業をやってるようです。</p>

<p>僕は実はまだこの人の曲を聴いたことがないんですが（もう一週一曲の無料配布はやってないようです）この話を聞いたときは「これこそインターネット時代の音楽業界のビジネスモデルかもしれない」と思ったものです。　彼のサイトに行ってみてちょっとびっくりしたのは、サイトに広告を載せて収入を得ているのかなと思ったら少なくとも今はそんなことなくて、基本的には無料でも得ることができる曲の有料販売、高音質のmp3とCD、そしてあとは（今では）ギグでの収入と寄付金でやっているようです。　それだけでこの短期間でビジネスを拡大できるようになるとは全く驚きです。　</p>

<p>さて、最初の人ですが、例えば来年彼が念願の大物プロデューサーに認められてすごいスタジオでアルバムを創ったとしましょう。　でもその後そのアルバムが制作費に似合う成功を収めるとは保証できないどころか、その可能性もあまり頼りあるものでもありません。　また仮に幸運にもレコード契約してヒットを飛ばしたとしても、それを続けるのもまた至難の業です。</p>

<p>後者、Jonathanの場合はいわゆる数曲の「ヒット」に依存している事業ではないので、彼が既存の音楽性を突然大幅に変化させない限りは活動は確実に拡大するでしょう。　彼のファンは彼が彼という人間で、彼にしかできない音楽を聴きにくるわけですから。</p>

<p>音楽をやりたいという人には２種類いて、片方はいわゆる「スター」になりたいと思う人、もう片方は音楽を創る「職人」になりたいと思う人ではないかと思うんです。　どちらを追求するかは個人の自由ですが、両者は必ずしも同じでないこと、これだけは理解していた方がいいと思います。　</p>

<p>僕はスターになること自体は反対ではないですが、まず後者が最優先ですね。（笑）　自分の好きな音楽を作ってそれを糧に生きていく。　道が見えてきました。</p>

<p><br />
-----------</p>

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</ul>]]>

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</entry>
<entry>
<title>第８回　オリジナリティーについて</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/archives/2008/03/post_7.html" />
<modified>2008-03-20T22:10:37Z</modified>
<issued>2008-03-20T15:08:03Z</issued>
<id>tag:www.prosoundcommunications.com,2008:/arikoinuma//29.1101</id>
<created>2008-03-20T15:08:03Z</created>
<summary type="text/plain">独創性、というとカタイですけど。　でもミュージシャンの中には、やっぱりオリジナル...</summary>
<author>
<name>ari</name>
<url>http://aries9.com</url>
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</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/">
<![CDATA[<p>独創性、というとカタイですけど。　でもミュージシャンの中には、やっぱりオリジナルをやるアーティストとしての成功が最高峰、という認識はやっぱりあると思います。</p>

<p>どうせやるなら夢は大きくみなくちゃ！　と思っても、でもオリジナルってどうやって書くの？　と思うかも知れません。</p>

<p>しかもいいオリジナルを書くのは簡単ではないですし。</p>

<p>というわけでここでちょっと独創性ということについて考えてみましょう。</p>

<p>僕の中では独創性とはこう定義できます。</p>

<p>「自分という人間を素直に反映した音楽を創ること」</p>

<p>あれ？と思われるかも知れません。　独創性とは唯一無二のことでしょう？</p>

<p>その通り。　そして、自分という人間は実は唯一無二の存在なわけですから、それを素直に反映した音楽を創れば、結果としてできた音楽も他の人にできないものになるわけです。</p>

<p>考えてみましょう。　自分にはそんな強烈な個性なんかないと思っても、でも実はこの広い世界にはあなたと全く同じ音楽を聴いている人はいないんです。　好きなアーティストが共通してたり、似てたりしても、でも好きな曲はどれ、という話になるとそこまで全く同じというケースはありません。</p>

<p>あなたの音楽の好みとは、あなただけが持っているもの。</p>

<p>なので、まずそこから始めましょう。</p>

<p>まず最初は物まねです。　好きなアーティスト、好きな曲を分析したり、リフを盗んでそれをベースに他の曲を作ってみたりしたらいいんです。　コード進行、メロディー、何でもいいです。　コピーして、それをちょっと変えて別の曲にするという作業から始めればいいです。　それは世間に発表する類いの楽曲ではないかもしれませんけど、でも練習、特に独創性の基盤としてはもってこいです。</p>

<p>でもその作業の中で、「変えてる」部分に注意を払いましょう。　他から借りてきた題材でも、いじくり回していくうちに元が何だかわからなくなってしまうかもしれません。　そうしたらしめたものです。</p>

<p>ギターのトーンやフレーズなどもそう。　耳コピ、日本人は熱心にしますよね。　ただ集中している部分が独創性を養うという観点から見るとちょっと間違ってる。　細部まで完全にオリジナル、原本を再現することに圧倒的にエネルギーがいってるからです。　昔読んでいた日本の某ギター雑誌なんかもコピーのコンテストをして、誰それのヴィブラートまで細かくオリジナルに近い点が評価されたりしてたんですが、あれでは物まねマシーンを養成しているだけです。　細かいところはごまかして、というか自分で弾けるフレーズで代用してしまえばいいんです。　そういうことをやってるうちに、自分の持ち技、というか持っているスタイルというものが他とは違って独特なものになってきますから。</p>

<p>他の人の題材を応用することがうまくできるようになったら、次はそれをもっと発展させて、上記のようにもじったところにより注意を払うようにしたらいいです。　物まねのように聞こえるときは、原点がわからなくなるまでいじくり回す。　またあるアーティストのリフを採用したら、次に全く別物の題材をくっつけて曲全体としての原点が見えにくくする、などしたらいいんです。</p>

<p>そうしているうちに、次第に影響が混ざってきて、でてくる音楽がどこから来たんだかわからないようになります。</p>

<p>これこそオリジナリティー。</p>

<p>一昼夜でできることではなくて、長い時期をかけてじっくり煮詰めてこそ出て来る味なんですね。</p>

<p>僕もファーストと（次につくる）セカンドアルバムはここ１０年くらい書きためてきた曲が中心なので、古い曲の中には影響丸見えの部分もあります。　この曲のこの部分はあのアーティストからパクり、こっちのリフはこのバンドから頂いた、と自分で分析することもできてしまいます。（でも種明かしはしませんよ）　でもそうやってかき集めた部分の集大成が僕の音楽というスタイルを確立しているわけです。　一曲単位でみたら影響ははっきりとわかるかもしれませんが、全体像としては独特のものがあるわけです。</p>

<p>現にファンの方からそういうコメントも頂いてますから、他の人が聴いてもそう認識できるところまで来ているわけですね。。</p>

<p>しかも最近書いている曲はもっと影響の出どころのわかりにくい、自分としての声がはっきり出ているものが多く、手応えを感じています。</p>

<p>オリジナリティーとは、無理して他人と違うことをやってやろうとすることではありません。　そういう意図で創ると、たとえ奇抜なものを創ったとしても底が浅く、長続きしなかったり聴いていると飽きてしまうことが多くなります。</p>

<p>違うものを創るんではなくて、自分を反映したものを創る。　やってるうちに自分と他の違うところを発見していって、その点を強調させる。</p>

<p>でもあまり難しく考えることはないんです。　要するに自分で聴いていいと思える音楽を創ればいいんですね。</p>

<p>後はひたすら曲を書き続けることです。　曲作りというのは基本的には多くやればやるほどうまくなります。　アイデアが枯れてしまうとかいうことは決してありません。</p>

<p>一生かけて取り組むつもりで気長にやりましょう。　やりがいがありますよ。</p>

<p><br />
-----------</p>

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</entry>
<entry>
<title>第７回　レストランの例え</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/archives/2008/03/post_6.html" />
<modified>2008-03-07T16:45:13Z</modified>
<issued>2008-03-07T16:06:57Z</issued>
<id>tag:www.prosoundcommunications.com,2008:/arikoinuma//29.1089</id>
<created>2008-03-07T16:06:57Z</created>
<summary type="text/plain">先日ミュージシャンの友達とミュージックビジネスの話をしていた時です。　相変わらず...</summary>
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<name>ari</name>
<url>http://aries9.com</url>
<email>ari@hashimusic.com</email>
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<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/">
<![CDATA[<p>先日ミュージシャンの友達とミュージックビジネスの話をしていた時です。　相変わらず皆が音楽業界の衰退を憂いているという話。　彼がこんなことを言いました。</p>

<p>「ミュージシャンは昔から自力でビジネスとして成功した経験がないんだよ。　だから企業が傾いている今、いざ自分で何かやろうとしてもどうしていいんだかわからないんだ。」</p>

<p>その時は気にとまっただけだったんですが、考えているうちに彼の言っていることはどうも的を得ているぞ、という気がしてきました。</p>

<p>みんな誰も自分が「ミュージシャンになる」というと「そんな無理なことを」と言われた経験があると思います。　</p>

<p>でもこの観念についてちょっと考えてみましょう。</p>

<p>例えば料理がとてもうまい知人がいるとしましょう。　料理が大好きで、いつも誰に頼まれなくても料理ばかりしている人。　この人が「将来レストランを開ける」といった場合、「そんな無理なことを」と考えますか？</p>

<p>レストランを起業し、運営するのにはまず第一においしい料理を作れるという大前提があると思います。</p>

<p>でもそれだけではやっていけないでしょう。　レストランといっても自営業ですから、それなりに営業や財務、宣伝などやらなくてはいけません。　料理がうまくても自営でやっていくビジネスのノウハウがないので、他で雇われて食べていく人も多いでしょう。</p>

<p>でもそういったビジネス関係の面も含めて自分の店を持つということに生きがいを感じ、成功する人も多いと思います。　それは決して不可能なことではありません。</p>

<p>ただ料理するだけでは駄目だ、ということに気付くことが肝心なだけです。</p>

<p>ミュージシャンについても同じことがいえると僕は思ってるんです。　今までは大企業に雇われて、いわゆるサラリーマンのように作品を会社に提供して会社の利益を分けてもらうというやり方がアーティストとしてやっていく唯一の方法のように思われてきました。　</p>

<p>でも肝心の企業は大手は数社しかないし、応募する数も多く、その中から企業のバッキングを得てヒットする人は少数。　かなり運任せですし、宝くじをひくように頼りない夢であるといわざるをえません。</p>

<p>ならば思考を変えて、ミュージシャンもレストランのように自営で、こじんまりとでもいいから音楽企業を運営してみればいいんではないか、というのがここ数年英語圏では浸透している考えなんですね。　完全自営でなくても小さなインディーレーベルとアーティストが共同してビジネスを運営していくという形。　</p>

<p>どっちにしてもミュージシャンに迫られているのはビジネスのノウハウ。　これまでミュージシャンが他力本願でやってきて、あまり前例のない自営という形での活動を展開させようとしているわけですから、成功例よりも失敗例の方が圧倒的に多いのも無理ないと思います。</p>

<p>例えばレストランの運営のための本とか教材はあるでしょうけど、ミュージシャンのためにそういうものがあるか、というと、「こうすれば食べていける」という形がまだはっきりしてないのでないわけです。　いや、そういう情報は英語圏にはごまんとありますけど、でもそれを実践できているミュージシャンはまだまだ少ないし、成功例が少ない分その情報もあてにならないように感じられているわけです。</p>

<p>でも英語圏ではだいぶ形が見えてきたというのが僕の持論です。　まだ僕自身もその途上なのではっきりいえないんですが、将来今のやり方が何か形になったらもちろんそのときは他の人にそのノウハウを伝えたいとは思っています。</p>

<p>勘違いしてほしくはないので念のため書いておきますが、僕はレーベルと契約することとかメジャーでヒットを飛ばすことが悪いやり方だといっているわけでは決してありません。</p>

<p>ただ他にも音楽を創って生きていくやり方はあるんじゃないか、といっているだけです。　料理が好きな人が自分でレストランを開業して食べていけるように。</p>

<p>希望をもってやりましょう。</p>

<p>-----------</p>

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<title>第６回　必殺技</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/archives/2008/02/post_5.html" />
<modified>2008-02-22T20:58:27Z</modified>
<issued>2008-02-19T04:45:36Z</issued>
<id>tag:www.prosoundcommunications.com,2008:/arikoinuma//29.1067</id>
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<summary type="text/plain">いつだったかどこだったか覚えてないんですが、以前野球の記事で、日本とアメリカの打...</summary>
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<name>ari</name>
<url>http://aries9.com</url>
<email>ari@hashimusic.com</email>
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<![CDATA[<p>いつだったかどこだったか覚えてないんですが、以前野球の記事で、日本とアメリカの打者のフォームの違いについての考察を読んだことがあります。</p>

<p>話の主旨は、日本では基本を大事にするため悪いとみなされるフォームは早いうちに修正されるため、みなほぼ均等に似たような打ち方をするようになるんですが、アメリカではその辺もっと野放しなので、個性的なフォームで打つ選手が多い、という話でした。</p>

<p>日本の教育というか美学は一般に「長所を伸ばす」より「短所をなくす」ことに重点をおきがちです。　なので皆均等に一通りできるようになるんですけど、強烈な個性、特にアンバランスになってでもある一面だけを追求するという人は少ないです。　</p>

<p>僕ももう２０年近くギターをやってるんですが、その大半を「あれもできない、これもできない」と思いながら弾いてきました。　プロになるならこれくらい弾けないと、とかいう固定観念があるんですね。</p>

<p>セッションやサポートのミュージシャンでやっていくのでは確かにそういえないこともないです。　でもこっちの国で重視されるのは（もううるさいほど言われてることなんですが）やっぱり個性。　セッションなんかでやっていても特技を持つ人がその特技を買われて雇われることもあるわけですから、万能タイプでなくてもその強烈な個性があれば雇われるわけです。</p>

<p>要するに弱点をなくすんではなくて、逆に弱点というか苦手なことはほっといても自分の長所、つまり「必殺技」をとにかくとことん磨くという方法ですね。</p>

<p>どっちがいいとか悪いとかいう話ではないんですが、でもオリジナルアーティストを目指すんでしたら長所傾向の方が適してることは間違いない、というのが僕の持論です。</p>

<p>僕も実はアルバム一つ出してからようやく吹っ切れて、自分で「弾けない」ことの心配をしなくなりました。</p>

<p>それは何故かというと、自分で納得のいく演奏ができたからです。　</p>

<p>勘違いしないで欲しいんですが、向上心がなくなったというわけでは全くありません。　ギターで表現したいことはまだまだありますし、弾きたいけど弾けないことも山ほど。</p>

<p>でもないものづくしを掘り出してみたところで始まりません。　人生全般にいえることですが、とにかくできることに集中する。</p>

<p>自分の演奏に話を戻しますと、僕のアルバムでのギターパートはプロダクションの中でも最も満足度が高いんです。　まだトーンに関して言えば６０％くらいかな、というわけで及第点そこそこというところですが、しかし演奏に関しては文句なし、とまではいきませんが自分というギタリストの個性がよくでていると感じています。　適度に間違いも入っていて人間くさいですし。（笑）</p>

<p>ギタリストとしての独創性を確立する、という目標がアルバム制作の時点であったんですが、それが達成できたので、弾けないことに目がいって自信がなくなるということがなくなったんですね。　自分にはこれがある、というような感じで。</p>

<p>長所を確認することによって、ギタリストとしての立場を確保した、といえるかもしれません。</p>

<p>具体的には、僕は自分の長所は</p>

<ol>
<li>リズムギター、特にカッティング。　躍動感というか前がかりでエネルギッシュなリズムギターは自分の持ち手の中でも一番気に入っている分野です。</li>
<li>ヴィブラート。　これはアルバムのソロに如実に出ているかといえばそうでもないかもしれないんですけど、とにかく自分では割と激しく情熱的なヴィブラートを築き上げたと思っています。　長年の課題だったチョーキングしながらのヴィブラートも軽くできるようになりましたし。今後はもっとコントロールの範囲を広げて、速度や幅の調節などできるようになり、いわゆる大きくて激しい揺れ以外のものもマスターしたいです。</li>
<li>個性的なコードとコード進行。　これは演奏ではなくて曲作りの方に入るんですが、攻撃的なロックではあまりみかけないコードやコード進行を意識して追求しているので、新鮮な響きになっていると思っています。　コードというのは言葉で言うと単語みたいなものですから、人が普段使わない言葉を会話や文章に取り入れると個性的になるのと同じなわけです。</li>
</ol>

<p>などがあると思っています。　他にもオクターブ奏法、フレーズの区切りの明確なフレージングなどもっと追求すれば「必殺技」クラスまで昇格できそうな分野があります。</p>

<p>逆に全く駄目なのであきらめた分野には速弾き（特にフル·ピッキングの速弾き）とか正確無比の演奏などがあります。　前者は長年僕の中ではうまいロックギタリスト＝速弾きという図式ができあがっていたのでかなり重荷になっていましたし、後者もこれは性格のせいか、どんなに簡単なパートでもどっかこっか毎回間違える（というか正確でない）のでもうお手上げすることにしました。　機械のように正確な演奏をするギタリストが必要でしたら僕は呼ばないで下さい、ということですね。　（笑）　</p>

<p>でも吹っ切れてギターを弾くのがとても楽しくなりました。　他の人にできて自分にはできないことは星の数のようにあるんですが、でも他の人では同じにできないことが数個できたのでそれにかけることにしました。</p>

<p>日本ではどうだか知りませんが、こちらではとにかく強烈な必殺技が認められます。　それは時には演奏技術の高さとは別物。　トーンだったり、フレージングだったり、リズム感だったり。</p>

<p>日本には忍耐や努力、困難の克服などを重んじる美学がありますし、それはそれで素晴らしいことです。　でも人間誰でも弱点と向き合うより自分が好きで得意なことをやっている方が楽しいですし、楽しくやっているとまた上達も早いわけです。</p>

<p>「誰それのように弾けない」とか「ギタリストだったらこれくらいひけないと」と思って悩んでいるようでしたら、一度肩に力を抜いて、自分にできることを見直してみるといいかもしれません。</p>

<p>思いかけぬ発見があるかもしれませんよ。</p>

<p>-----------</p>

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<title>第５回　焦点を絞る</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/archives/2008/02/post_3.html" />
<modified>2008-02-08T03:53:28Z</modified>
<issued>2008-02-08T03:07:33Z</issued>
<id>tag:www.prosoundcommunications.com,2008:/arikoinuma//29.1053</id>
<created>2008-02-08T03:07:33Z</created>
<summary type="text/plain">こちらの音楽業界でよく言われることに、自分の音楽の名称をはっきりさせなさい、とい...</summary>
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<name>ari</name>
<url>http://aries9.com</url>
<email>ari@hashimusic.com</email>
</author>

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<![CDATA[<p>こちらの音楽業界でよく言われることに、自分の音楽の名称をはっきりさせなさい、ということがあります。</p>

<p>短くて簡潔であればあるほどいいんですが、とにかく一文で自分の音楽をはっきり言い表せるようにしておくこと。</p>

<p>これが意外と難しいんです。　また日本ではどうだか知りませんが、こちらではそうやって自分の音楽を定義してしまうことを嫌うミュージシャンもいっぱい。</p>

<p>「音楽に名前やレッテルなんてつけないのさ」とかいうんですよね。　確かにそれが格好よくきこえるのもよくわかります。</p>

<p>でも何でそうしなければいけないのか、僕の自分の経歴を例えに考えてみましょう。</p>

<p>僕は大学を出てからここ１０年間、音楽でできる活動は何でも手当たり次第やってきました。　大学はクラシック専攻で、その後はギターの先生をやり、採譜の仕事をやり、音楽用のコンピューターをセットアップしたり使い方を教えることをやり、シンガーソングライターとしてアコギ抱えてソロのギグやってみたり、雇われギタリストやキーボード奏者としてサポートやったり、最後はレコーディングのプロデュースや映画作曲も。</p>

<p>幅が広くやってると評価されると思っていたという点もありますけど、要するはどれをやってもすぐ行き詰まっていたんで方向転換していったらこういう経歴になってしまったというのも本音。　</p>

<p>で、自分のことを一概に作曲家だとかギタリストだとか呼べないので、自分のことを総じて「ミュージシャン」だと言ってきました。　</p>

<p>でもそうすると必ず聞かれるんですよ。　「いったいどんなミュージシャンなの？　楽器は何を弾くの？」と。</p>

<p>聞かれる度に幅広く活動しているんだと説明するんですが、しかし今イチ伝わらないというか理解してもらえてないなというのは僕も感じていました。</p>

<p>従来にない形の活動だと理解してもらえないというのもわかります。　でもこちらのことわざで、"Jack of all trades, master of none"という言い回しがありますが、要するに広く浅くやる人は何もちゃんと身に付かないという意味合い。　活動を展開させるにしても、実は焦点というか基盤がどこにあるのかしっかりさせないと何も実にならないということなんですね。</p>

<p>自分の音楽を簡潔に言い表せるようになれ、というのも理解しやすくコミュニケーションするという意味合いもありますが、それ以上に大事なのは自分の独創性、個性をはっきり確立させろということなんだと考えるようになりました。</p>

<p>ただの「ロック」では幅が広すぎて掴みようがないんです。　創ってる人にとっても、聴いている人にとっても。　広く浅くではなくて、自分で一番思い入れがあるところを見つけて、そこに全てを賭ける。　それで成功したらその後少し視野を広げてもいいわけなんです。</p>

<p>僕もこれは意図的な変化ではないんですが、昔と比べると実は書きたいと思う曲のスタイルがだいぶ狭くなってきました。　前はアコギベースのフォークもあり、ブルースみたいのもあり、と色んなスタイルの曲を書いていたんですが、最近はやっぱりヘビーでアップテンポでなおかつちょっと複雑なロック。　メタルというジャンルには入らないんですが、そこからの影響も多大にとりいれた攻撃的な音楽が自分の一番やりたい音楽なんだという結論に達してきたわけです。　ギターもアコギとエレキ両方ではなくて、メインはあくまでもエレキ。　</p>

<p>今イギリスで売り出し中のバンドで、Pocupine Treeというのがいますが、彼らはいわゆるプログレシッブロックで、複雑な楽曲と多彩な影響をとりいれた音楽をやっています。　僕もわりとひねりのきいている楽曲が好きなものですから、これから書く曲達は彼らと似たような路線にいきそうだな、と考えて、彼らがどういう活動をしているのか興味津々に観察しています。　他にはDream Theater, In Flames, System of a Down, Smashing Pumpkins などを聴いています。　物語性の濃い音楽にも多いに興味がありますし、ファーストアルバムは比較的短い曲中心なのでまだ使えないレッテルなんですが、自分の音楽をモダンプログロックとか、ネオプログロックとか呼ぼうかな、なんて考えています。　</p>

<p>とにかく音楽的に焦点が絞れたので今後の活動もより積み上げの効くものになりそうだ、と期待しています。</p>

<p>PCIの読者の皆さんはどんな音楽を極めたいと思っていますか？　自分のスタイルを誰かに説明しろ、と言われたら数語でできますか？　一度考えてみると面白いかもしれませんね。</p>

<p>-----------</p>

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<title>第４回　新天地</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/archives/2008/01/post_4.html" />
<modified>2008-01-30T02:24:05Z</modified>
<issued>2008-01-23T14:42:46Z</issued>
<id>tag:www.prosoundcommunications.com,2008:/arikoinuma//29.1033</id>
<created>2008-01-23T14:42:46Z</created>
<summary type="text/plain">PCIの皆さん、あけましておめでとうございます。　今年もどうぞよろしく。

さて...</summary>
<author>
<name>ari</name>
<url>http://aries9.com</url>
<email>ari@hashimusic.com</email>
</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www.prosoundcommunications.com/arikoinuma/">
<![CDATA[<p>PCIの皆さん、あけましておめでとうございます。　今年もどうぞよろしく。</p>

<p>さて、前回のエントリーからちょっと間が空いてしまいましたので今回は近況をお伝えしたいと思います。</p>

<p>１２月の末にここ１０年住み慣れたテキサス州を離れ、北国のミネソタ州へ引っ越してきました。　ミネソタ州といってもピンとこない方も多くおられるかもしれません。　地図でみると、アメリカの中央北に位置しています。　テキサス州がメキシコと接していたのに対し、ミネソタはカナダに接しています。　当然ながら文化も方便もかなり違います。　</p>

<p>やっぱり一番違うのは天候ですね。　テキサスは夏は４０度近い日が多く、また５月から９月まで暑いです。　（でも単純に気温だけでいうと砂漠のアリゾナ州とか、もっと西にある地域ほどは高くなりません）　逆に冬は夜中に零度になる日が年に数日、と比較的暖かく過ごし易いです。　テキサスではとにかく日差しが強いので日焼けにはいつも気をつけなくてはいけないですし、夏は外に放置しておくとその日射で破壊されてしまうものも多く（例えばプラスチックとか）気をつけなければいけません。</p>

<p>ミネソタは夏は３０度以上ある日も７、８月はありますが、夜になると涼しくなり、エアコンもあまりいらないのですが、その分冬は強烈です。　１１月から氷点下まで下がり始め、３月後半までそれが続きます。　１月の今が一番寒く、最高気温が０度にいたらない日がほとんどで、寒い日は零下２０度くらいまで下がります。　雪は日本の寒い地方ほど降らないんですが、それでも吹雪になると２０センチくらいは軽く一気に降ります。</p>

<p>というわけではっきりいってかなり極端な変化なんですね。（笑）</p>

<p>そもそもこの地域はアメリカの中でも北欧の影響が一番強いところ。　気候が似ているせいでしょうけど、１９世紀にはスウェーデンとかノルウェーとかからの移民がこの地方を中心に移り住み、そのせいでその伝統が今でも強く残っています。　メキシコの影響の強いテキサスとは文化も全然違いますし、英語もなまりや方便があり、言葉が通じないとかいう極端なものではないにしても戸惑うことはよくあります。</p>

<p>我々の新天地はミネアポリスの東隣にあるセントポールという町なんですが、実はこの地方ではミネアポリスとセントポールはTwin Citiesと呼ばれ、要するに大きな一つの地域として見なされています。　ミネアポリスの方が知名度も高いし大きな町ですが、セントポールの方が州都で歴史も古いです。　この二つの都市を中心として周辺の衛星都市を含めて300万人近くの人口がいます。一番近い巨大都市はシカゴになりますが（車で南東に８時間ほど）ここより西には西海岸のシアトルくらいまで行かないと大きな都市がないので、この地域の主要都市としては重要な役割があります。　その分文化も豊かで、音楽のシーンもオースティンほどではないですがかなり盛んで多様化しています。</p>

<p>とまあ今回はアメリカの旅行案内のような内容になってしまいましたが（笑）次回からはまた音楽の話題に戻ろうと思います。　今年もどうぞよろしくお願いいたします。</p>

<p><br />
-----------</p>

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<li><a href="http://aries9.com" target="_blank">Aries9.com</a>　（英語)</li>
<li><a href="http://myspace.com/aries9japan" title="MySpace Japan" target="_blank">MySpace Japan のAries9ページ</a>　（<a href="http://collect.myspace.com/index.cfm?fuseaction=invite.addfriend_verify&friendID=1000840014&MyToken=6b7c9e96-38aa-44ad-8489-20ad08c7cac8" title="フレンドリクエスト"  target="_blank">フレンドリクエスト</a>）</li>
<li><a href="http://cdbaby.com/cd/aries9" title="CDbaby.com" target="_blank">CDやMP3の購入はこちら</a> 　（日本からでもオーダーできます）</li>
<li><a href="http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playListId=267315488" title="iTunes" target="_blank">iTunes</a>　</li>
<li><a href="http://www.mixi.jp">Mixi</a>ではAriで検索して下さい。　PCIの読者の方からのマイミクリクエストは大歓迎です。</li>
</ul>
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<title>第３回　ビジネス·プラン</title>
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<modified>2008-01-23T14:42:39Z</modified>
<issued>2007-12-07T15:10:56Z</issued>
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<![CDATA[<p>僕の友人、またクライアントでもある<a href="http://www.marcgunn.com" title="Marc Gunn">Marc Gunn</a>をご紹介しましょう。　彼は今３５歳で、職業はミュージシャン。　しかもケルティック·フォーク、つまりアイルランドやスコットランド民謡の専門家。　彼は相棒とBrobdingnagian Bards（どう発音するのかはきかないで下さい。　笑）というケルティック·フォーク·デュオを組み、アメリカ各地で開催されるルネサスンス·フェスティバル、Sci-Fi(SF)　コンベンション（これらがいったいどういう催し物なのかはここでは説明しませんが、気になるかたはリサーチしてみるか僕に一報下さい）などで演奏し、その他ケルティック民謡専門のインディー·レーベルを運営するなど多彩に活動しながら、それで生きる糧を稼いでいます。　彼が現状の音楽活動を始めてから、day job（昼間の仕事、つまり我々ミュージシャンが音楽では収入にならないため、代わりにするアルバイトや職業のこと）を辞めて自立するまで６年かかりました。　</p>

<p><img src="http://www.marcgunn.com/uploaded_images/A-Tribute-to-Love-709429.jpg" alt="Marc Gunn" /><br />
Marc Gunnの最新アルバム、A Tribute to Love</p>

<p>ピアニスト<a href="http://davidnevue.com" title="David Nevue">David Nevue</a>もジャンルは違えど似たような経歴があります。彼はもともとIT業界で働いていたんですが、かねてより好きだったピアノの作曲をCDとして売り始めたのが９３年。　９５年にはホームページを立ててオンラインで売り始め、２００１年には仕事を退職。　その後は音楽と関連事業で生計を立てています。　彼の２００６年のネット事業からの収入が60000ドルだったそうです。これはオンラインでのCDのセールス、また関連商品や音楽ビジネスの本の売り上げなどを含めますが、ライブなどネットを通して入ってこない収入は含まないそうです。</p>

<p><img src="http://davidnevue.com/images/adoration.jpg" alt="David Nevue" /><br />
David Nevue の最新アルバム、Adoration</p>

<p>もう一つ例えをあげましょう。　今カナダ、モントリオールから売り出し中の<a href="http://yourfavoriteenemies.com" title="Your Favorite Enemies">Your Favorite Enemies</a>というバンドがいます。　彼らはいわゆる若者向けのモダン·ロックで、Rage Against the Machineのように政治的、また良心的なメッセージをイメージの中核に置き、現状の形態で活動を始めたのが２００４年。彼らはライブも近辺の都市ではするものの、MySpaceでのプロモーションを中心にすえ、全てのフレンドからのコメントやメッセージに個人的に応え、アーティストとファンの間の人間関係を誠実に、個人的なものにするということをモットーにしているそうです。　まだレーベルに契約されていないにも関わらず、MySpaceでのファン·コミュニティーが飛躍的に拡大。　２００７年にはファンからの要望に応えて自主でミニ·アルバムを発表したところ、六ヶ月で２００００枚に到達する売り上げを記録しました。　僕も今年の夏、なんと日本に一時帰国していたときに友人の紹介でリードヴォーカルのAlexと小一時間話をする機会が会ったのですが、本当に誠実で相手のことを気にかけてくれる人で、最初は半信半疑だった僕もその会話と、その後のメール交換ですっかりファンになりました。　音楽とそれを創る人は必ずしも同じにはとらえられませんが、この場合は彼らの優れた人間性もアーティストの魅力として多いにその成功に貢献していると言わざるをえません。</p>

<p><img src="http://a388.ac-images.myspacecdn.com/images01/2/l_1c7d63b23c23d909ffbe796da61c0823.jpg" alt="Your Favorite Enemies" /><br />
Your Favorite Enemies</p>

<p>さて、僕が彼らから何を学んだのか。　</p>

<p>それは、英語圏で音楽をネット·ビジネスとして追求するところに自分の成功<br />
への道がある、ということ。</p>

<p>僕の「成功」の定義は有名になることでもなければラジオやテレビに出演することでもありません。　僕のまず第一の目標は、day jobが要らない、そしてその代わりに毎日音楽をやれる環境を作りだすことなんです。　</p>

<p>そして、僕の周りにはそれを現実にやっている人たちがいます。　彼らの成功から学ぶことは幾らでもあります。　また、僕はたまたまコンピューター関係に強く、今もネット業者で糧を稼いでいる人間です。　上記の人たちの中には他の業者をやとってホームページなど作り管理している人もいますが、僕はそれが自分でできるわけです。</p>

<p>また、日本でいると見えてこない現実としては、英語圏、特にアメリカではすでにインディーミュージックが列記とした業界として成立していて、自力で音楽をやっているミュージシャンたちをサポートする事業が確立されているということ。　要するに自主でやっているミュージシャンがごまんといるので、それを相手にする商売をやって儲かるわけです。　彼らの活動をサポートすることにより自らも反映している事業は幾らでもあります。　CD製造業者、レコーディングスタジオ、マスタリングエンジニア、インディー専門のCD販売店、音楽をデジタル配布する業者、などです。　彼らのサービスを利用すれば、誰でも比較的手軽にCDやMP３を売りに出し、レコーディングアーティストとしての活動を始めることができます。</p>

<p>しかし、音楽を始めるということへの障害が取り除かれたぶん、猫も杓子も音楽を発表するという飽和状態ができあがり、MySpaceなどはミュージシャンでごったがえしているのが現状です。　あまりにも数が多すぎてリスナーの方もどうやっていいアーティストを探していいのかわからないわけです。</p>

<p>そういう下等競争の中からどうやって頭角を表し、糧を稼げるようになるまでに活動を拡大させるのか。</p>

<p>それはこの３点につきます。<br />
<ol style="font-face: sans-serif"><br />
<li>独創性の追求</li><br />
<li>音楽活動をしっかりとビジネスとして運営すること</li><br />
<li>長期的に持続させること</li><br />
</ol></p>

<p>とこう書いてしまうと単純に聞こえるでしょう？　しかし数多にあるインディーミュージシャンの中で、上記３点を全て持っているアーティストは確率としては非常に低いです。　どれも実は非常に難しいことなんですね。</p>

<p>独創性とは、他には見られない強烈な個性のこと。　アメリカではこれは評価の肝になります。　ただ単純に奇抜なものをやるのでは長続きしません。　そうでなくて、アーティスト本人が他とは違う個性を持っており、それを素直に反映した音楽にはやはり独特のものがあるということです。　もちろん楽曲のクオリティーももちろん高くなくてはいけない。　考えてみれば全く同じ人間は二人いないわけですから、独創性とはみんなが持っているはず。しかし、様々な影響を受けて消化し、自分のオリジナルなスタイルとして煮詰めてそれを楽曲と演奏に反映させるのは一昼夜でできることではありません。</p>

<p>また、音楽をビジネスとして経営すること、これも難しい。　自営業は何をやっても大変です。　しかしレストランでも何でも、成功している人を見つけることは難しくありません。　英語圏ではアーティストがマネージメントやレーベルに発掘されてスターになるといった夢物語はとうの昔にすたれて現実味を失っていますが、その代わりにあるのは「音楽では食べていけない」といった漠然とした不信感です。　僕も頻繁にそういうメッセージを受けます。　でも、すぐれた料理をするシェフがレストランを経営して成功するのが不可能でないのと同じで、すぐれた音楽を創るミュージシャンがそれを売る商売で成功するのが不可能なことはありません。　いい音楽への需要というのはいつの時代もなくならないものです。 でもいい料理をするだけでなく、レストランを運営するというのは自営業何者でもありません。　いいシェフだって経営で失敗することはあるでしょうし、料理の腕前は中の上くらいでも経営がうまくて成功する人もいるでしょう。　音楽も同じです。　ただうまく弾けていい曲が書けるだけでは駄目なんです。　幸いなことに運営というのは誰でも学んで習得できるものですけどね。</p>

<p>最後、継続力。これも難しい。上記の３例のうち２人は活動を開始してから自立するまで６年かかっています。　６年地道にしっかりと独創性ある音楽を作ってそれをしっかり自営業として売り、なおかつday jobもこなして継続させる。　こんなことができるバンドは少ないでしょう。　しかしそれができるアーティストには自立という褒美が最後に待っています。　アルバムも一枚やそこらでは全く火がつきませんが、３枚、４枚となると話が違います。　物事は積み重ねですから、最初は月一枚しか売れなかったCDも５年後には月３００枚、ということになれる可能性もあるわけです。　(これに関しては、先日書いた<a href="http://www.aries9.com/japan/blog/archives/38" title="blog">神経衰弱を例えにしたブログ</a>も読んで下さい）いったいどれくらい時間がかかるものか、それは誰にも予想がつきませんが、僕は向こう１０年くらいかかるものと見て活動しています。　１０年間水をやり、肥やしをやり、精魂込めて手入れしてやっと芽が出る種のようなものです。　科学的には１０年後に絶対芽が出ると証明されていても、それだけで長いことやるその道中には「本当に芽が出るのかな」と思うことも少なくないでしょう。　きっと芽が出ると信念を毎日持ち直してやらなくてはいけません。</p>

<p>僕もこれまで色々紆余曲折して現状にたどりつきましたが、やっと自分の音楽をアルバムとして発表し、今後もその活動を持続させていく体制を作るなかで、将来の展望が見えてきたような気がします。　もう３０代半ばですが決して遅すぎることはありません。　上記３点の中で一番自分の意志だけで操作しにくいのが独創性だと思いますが、それ以外は誰でも意欲と決意があれば成し遂げられることです。　才能も運もへったくれもありません。　</p>

<p>僕は幸いなことに独創性は長年の研究(?)が実ってか、もう心配しなくてもいいところまで自分の音楽というものを確立できました。　自分だけでそう思うのでなく、現にもうリスナーの人でそこに目をつけて評価してくれている方が何人もでてきていますから、手応えはあります。　ビジネスについてもネット事業に関してはもうかなり知っていますし、今も勉強しています。　</p>

<p>ので後はもう覚悟をすえて、気長にやるだけ。　１０年単位で継続させれば、きっと何らかの形で芽が出て、実がなってくれるものと信じています。　一人でやるのは淋しいですが（Your Favorite Enemiesがあんなに短期で成功できたのは、連中が７人編成のバンドでしかも皆ポリシーと信念を共にする安定したグループだからだと思います）、他のバンドメンバーに左右されない分自分で活動を維持することはかえってしやすいと思います。　数多くの失敗、時には進歩がないと思ったり逆戻りしたと感じたりすることもあるでしょう。　でもとにかくあせらずくじけず、どんなにヨチヨチ歩きでもやめないことに焦点を置いて頑張れば、成功できないはずはないと思います。</p>

<p>気が遠くなる話ですが、しかし夢があると思いません？　　でも実際にはくじけるようなことと同じくらいの割合で、勇気づけてくれることもいっぱいあるんです。　だからそんなに大変ではないですね。　</p>

<p>また、夢というのはそれを追う時間を楽しんで生きるのが大事なのであって、実際に達成するということが肝なんではないです。　というと途中で失敗した時のいい訳をもう作ってるような気もしますが、しかしそれでもそう認識するのは大事だと思います。　結果に惚れてても過程が嫌いなことは持続できるわけがありませんから。</p>

<p>最後に、アルバムをリリースしてからまだ二ヶ月足らずですが、色々頂いた嬉しいコメントを幾つか載せておきます。　こういうことを言ってくれる人々のおかげで、継続させる力も湧いてくるんです。　難しいですけど、不可能ではないんですね。　希望を持って、気長にやろうと思います。　</p>

<p><br />
"I really dig your music by the way. I really mean that."</p>

<p>"Finally I ordered your cd - two of them in fact (one for a gift for a friend). Thank you friend for your music!"</p>

<p>"oh..my god.</p>

<p>usually i cant stand when bands/musicians add me because i never end up liking their music, but you are AMAZING!!"</p>

<p>"I really enjoy your music! I can hear your different influences incorporated in your sound. Even though you DO have your OWN sound in YOUR music. =) "</p>

<p>"I must say...I clicked on Half Step and I thoroughly enjoyed the music. I can see the influence of Porcupine Tree shine through, but at the same time, I have to give you the credit that you have your own style. I'm curious as to the recording equipment that you use. The sound quality is simply amazing! The composition is superb. "</p>

<p>"Wow! Man! I listened  to the album, and it's fantastic. Nice edge to it. The first songs in particular has a very contemporary sound. I was having trouble placing influences on those. Reminiscent of early 90s Alt Rock. If you like  STP or Soundgarden, you'll love this CD."</p>

<p>"Once again I'm amazed what a talented composer / musician can do with a modest home recording studio.  This sounds like a full band, but it's all Ari, his guitars and his gadgets!  I like complicated music, and this disc has lots of details, creative touches and unexpected twists that pleasantly surprise me and keep my interest through repeated playings."</p>

<p>"In this cd, Ari has created a musical buffet sure to please, dishing up rock, thrash, metal, and ballads with his own unique perspective.  Everyone will find something to like here and most will want to put this cd on permanent rotation.  The haunting "Cult" is my particular favorite, if one can choose from this outstanding collection.  Ari can twist your emotions any way he pleases and after listening to "Darkness Reveals the Beauty of Truth", you'll be more than happy to succumb to his spell again and again."</p>

<p>"You can hear all the influences, but this music is truly ari. There's no cliches here, which is so refreshing. Yes, there's acoustic guitar, and heavy guitar, this music rocks and challenges and yet doesn't sound like all of the clone-sound-alike bands on the radio these days. There's rockers here, and ballads. The lyrics are thought-provoking, not mindless. The music breathes, there's an ebb and flow, it's not verse/chorus/verse music by numbers. The weak point might be Ari's voice, but after a few listens you get past it (which happens with a lot of singers anyway, doesn't it?). Lots to capture your attention here folks."</p>

<p>-----------</p>

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<li><a href="http://cdbaby.com/cd/aries9" title="CDbaby.com" target="_blank">CDやMP3の購入はこちら</a> 　（日本からでもオーダーできます）</li>
<li><a href="http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playListId=267315488" title="iTunes" target="_blank">iTunes</a>　</li>
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